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香川県・坂出市

国指定文化財(重要文化財)鍋島灯台香川県坂出市与島町鍋島

鍋島灯台

瀬戸内海国立公園にあり、塩飽諸島に属する坂出市の鍋島に建つ石造の洋式灯台。明治6年の建設で高さは9.8m。兵庫の開港にあわせて瀬戸内海に建設された灯台の一つ。「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンが慶應4年(1868)の来日直後に、立地から建設まで主導した最初の灯台の一つで、我が国最初期の洋式灯台として歴史的な価値が高い。大阪・神戸に通じる瀬戸内海航路を行き交う船舶の安全を守り続けてきた我が国主要航路標識の一つ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))正蓮寺山門香川県坂出市加茂町字井出東1048他

正蓮寺山門

境内南面の西寄りに建つ。切妻造本瓦葺の薬医門で、親柱は大断面の五平材を用い、控柱も木太い角柱に絵様付の虹梁を渡すなど量感あるつくりとする。軒は二軒半繁垂木、妻飾は笈形付大瓶束で蕪懸魚を吊る。境内の江戸中期の建築形式を伝える貴重な建物である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))正蓮寺経蔵香川県坂出市加茂町字井出東1048他

正蓮寺経蔵

境内前方の山門東脇に北面して建つ。六角形平面の本瓦葺で、切妻造起り屋根の向拝を付す。外壁は柱形を表した大壁造で、正面に扉口、西面に花頭窓を設け、向拝は動物の具象的な彫刻で賑やかに飾る。参道を挟んで鐘楼と並び建ち、境内の表構えを形成している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))正蓮寺鐘楼香川県坂出市加茂町字井出東1048他

正蓮寺鐘楼

境内前方の山門西脇に東面して建つ。入母屋造本瓦葺の吹放し鐘楼で、布積基壇に反りのある角柱を内転びで立て、三段に通した貫で固める。組物は二重尾垂木付三手先の詰組、軒は二軒扇垂木である。均整のとれた禅宗様建築で、境内の表構えを引き締めている。