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香川県・東かがわ市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)引田城跡香川県東かがわ市
瀬戸内海の交通の要衝地,国境付近という軍事・経済上の拠点に立地し,高松城(たかまつじょう),丸亀城(まるがめじょう)とともに生駒氏(いこまし)による領国支配の拠点として機能。慶長期の城郭が良好に保存されているだけでなく,豊臣系大名の経済・軍事政策や領国支配体制を知る上で重要。
国指定文化財(登録有形民俗文化財)東かがわの手袋製作用具及び製品香川県東かがわ市湊1810-1
本件は、東かがわの人々の暮らしを支えてきた生業である手袋製作に関する用具類とその製品を網羅的に収集したものである。東かがわを含む東讃地域は、雨が少なく水の便も悪いため稲作に適さず江戸時代は製塩や製糖が発達した。明治時代に入ってこれらが衰退すると、代わって明治後期から手袋製作が行われるようになり、第一次世界大戦の特需を背景に急速に発展し、最盛期にはほとんどの家が手袋製作に携わっていた。
この資料群は、製作用具とそれにより製作された製品(手袋)からなる。製作用具は、工程順に分類され、手袋製作の実態がよくわかるだけでなく、製作当初から昭和30年代までの用具が揃っており製作用具の変遷を知ることもできる。製作用具には、綿作の用具を転用したものや、この地域で考案された用具などこの地域の手袋製作で用いられた独自の用具も多い。 製品は、防寒・作業用等の手袋で、当初より製作されてきた綿手袋を中心に、革手袋、レーヨン手袋、合皮手袋などがあり、手袋の材質や形状等の変遷を追うことができる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))長﨑家住宅土塀香川県東かがわ市引田字畑方2417-2他
主屋炊事場の南側、小路沿いに東西に延びる塀。折曲がり延長18メートル。高さ2.2メートル。切石基礎上に建ち、モルタルで仕上げ、上部に一文字瓦を葺く。敷地正面の高塀に対して、生活の場の土塀はモルタル仕上げとするなど、位置により仕様を変えている。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))長﨑家住宅表木戸及び板塀香川県東かがわ市引田字畑方2417-2他
主屋北側から本座敷東側に矩折れに延びる高塀で、延長9.6メートル、一文字瓦葺。東面中央に引違格子戸の表木戸を開き、瓦庇を付ける。塀は腰下見板張で、上部を漆喰塗りの真壁とし、開口に竹格子を組む。簡易ながら清楚な雰囲気で街路景観を整える。