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愛媛県・南宇和郡愛南町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))井村家住宅主屋愛媛県南宇和郡愛南町小山153

井村家住宅主屋

市街地東の山あいにあり,南を正面とする。木造・一部2階建で,中央玄関を境に,平屋建で下屋を廻した西半は座敷等を伝統的な和風でまとめ,1階に応接間や食堂を配した東半は縦長窓や緑色の屋根瓦などに洋風意匠が伺える。地方における和洋折衷住宅の事例。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蕨岡家住宅土蔵愛媛県南宇和郡愛南町正木1465

蕨岡家住宅土蔵

主屋の南側にある。土蔵造・2階建,南北棟の切妻造・桟瓦葺で,置屋根式になる。北面は1階中央に庇付きの戸口,2階には縦格子入の窓を設ける。外壁は漆喰塗であるが,腰は海鼠壁とし,その境に水切瓦をつけるなど,丁寧なつくりで,保存状態も良好である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蕨岡家住宅長屋門愛媛県南宇和郡愛南町正木1465

蕨岡家住宅長屋門

桁行約26mの細長い長屋門で,木造・平屋建,南北棟の切妻造・桟瓦葺で,中央を門構えとする。外壁は腰上を真壁造と漆喰大壁,腰を簓子下見板張と縦板張を巧みに組み合わせ,変化のある構成としている。街路側の屋敷東辺に建ち,集落の景観を整えている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蕨岡家住宅主屋愛媛県南宇和郡愛南町正木1465

蕨岡家住宅主屋

敷地のほぼ中央に建つ。東を正面とする木造・2階建,平入で,背面に角屋を延ばす。桟瓦葺の屋根は南が入母屋造,北が切妻造になり,東と南には下屋を廻す。全体に良材を用いた丁寧なつくりで,内外の木部に弁柄塗を施すなど,当地方の近代和風建築の好例。