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高知県・安芸市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩村家住宅(旧黒岩家住宅)瓦練塀高知県安芸市川北字前島甲284-1
主屋の東端から南と北に延びる瓦練塀。南塀は基礎に川原石を二段積とし、練塀の積土が薄く瓦が密な当地の仕様で、上部に軒唐草の桟瓦を葺く。北塀は基礎の石積が東面は二段、西面は四段とし上部に平の桟瓦葺とする。敷地東辺の景観を特徴づける当地特有の塀。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩村家住宅(旧黒岩家住宅)門及び駕籠部屋高知県安芸市川北字前島甲284
主屋の南、通りに面して建つ門及び駕籠部屋。門は一間一戸切妻造桟瓦葺の腕木門で東脇間を漆喰塗壁とし腰を竪羽目板張。東に接続する駕籠部屋は切妻造桟瓦葺の東西棟。西側土間に戸口を設け、南と東に窓を開け庇を付す。通り沿いに格式ある屋敷構えをつくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩村家住宅(旧黒岩家住宅)土蔵高知県安芸市川北字前島甲284
主屋の北に建つ土蔵造二階建の家財蔵。切妻造の置屋根形式で桟瓦葺とする。外壁は漆喰塗仕上で北面腰を瓦張とし、水切瓦を二段付す。南面中央の戸口の上に庇を付す。内部は各階、板敷の一室で、小屋組は地棟木に登梁を掛ける。屋敷地北辺の景観をつくる土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩村家住宅(旧黒岩家住宅)主屋高知県安芸市川北字前島甲284
用水が廻る前島集落中央部に建つ旧家の主屋。つし二階建桟瓦葺東西棟。南面下屋中央を玄関とし東西に内縁を付す。玄関四畳の東は六畳座敷で東に床構え、西は四畳半で戸棚をつくり、北列は東から六畳、居間、台所を配す。近世末期の郷士住宅の佇まいを伝える。