村中心部に位置し，仁淀川水系土居川に架かる。橋長６９ｍとした６連の連続桁からなるＲＣ造橋梁。断面形状に変化をつけた精緻なフランス積の煉瓦造橋脚や，幾何学的意匠の親柱が特徴的。現在は生活道路としてだけでなく，市場のたつ広場空間として活用。

仁淀川に架かる鉄筋コンクリート造桁橋。コンクリートで補強された岩盤にアーチ形をした支間長１３ｍの桁を架け，その東側に二連の桁を連続させる。狭隘な渓谷に生じる奔流に耐えうる構造形式を備えた沈下橋で，山村の生活道路として利用されている。

土居川と安居川の合流地近くの河岸上に位置する。池川郷庄屋宅の客殿を本堂に充てたと伝える。桁行５間梁間５間規模，入母屋造，桟瓦葺で，屋根の各面には左瓦を使用する。大きな入母屋の妻は対岸から見ることができ，地区の格好のランドマークとなっている。

道路から一段上がった屋敷地までの石垣とその上に築かれた門柱及び塀。石垣はやや大振りの川石で築き，塀は高さ０．９ｍ，門柱は０．２３ｍ角，高１．８３ｍのＲＣ造。塀に貝文と七宝文の浮彫模様を格間毎交互に描いているのが特徴で，地域で目立つ存在。