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宮城県・柴田郡川崎町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岡崎旅館別館北棟宮城県柴田郡川崎町青根温泉4-7

岡崎旅館別館北棟

青根温泉の中心に位置する。東西棟で建つ木造二階建、寄棟造鋼板葺で、内部は一〇畳間の座敷を三室並べ、東・北面に廊下を廻らし、北西部に八畳間の張出しを設ける。障子や欄間に精密な細工を凝らし、縁側のガラス戸や手摺りの組子により、独特の外観を見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岡崎旅館別館南棟宮城県柴田郡川崎町青根温泉4-7

岡崎旅館別館南棟

別館北棟に矩折れに南接して建つ。木造二階建、寄棟造、鋼板葺。内部は一、二階とも中廊下を挟み大小の座敷を全二〇室並べ、東・南面に廊下を廻らす。小屋組は和小屋である。内部の保存状態が良く、青根温泉において、明治三九年大火前の風情を伝える旅館建築。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))不忘閣門宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1

不忘閣門

敷地東辺に構える棟門形式の門で、二・七メートルと広い間口をもつ。切妻造金属板葺で両脇に袖塀を付け、南側に潜戸を開く。木太い柱と冠木を組み、棟束と腕木で小屋を受ける。伊達家の湯別当を務めた当主佐藤家の由緒を伝え、風格ある屋敷構えを構成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))不忘閣穀蔵宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1

不忘閣穀蔵

座敷蔵の北側に並び建つ。土蔵造、桁行九・一メートル梁間四・五メートル、文庫蔵と座敷蔵と一連の金属板葺の置屋根をかける。外壁は漆喰塗で鉢巻を廻らせ、腰を海鼠壁とし、東面中央に戸口と窓を設け、窓枠を黒漆喰で丁寧に仕上げて外観を引き締める。