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福岡県

国指定文化財(登録記念物)旧豊山閣庭園(旧旅館田川)福岡県北九州市

旧豊山閣庭園(旧旅館田川)

明治中期に炭鉱経営者によって造られ、昭和中期に現在の形に整えられた庭園

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))福岡県西新町遺跡出土品福岡県小郡市三沢5208-3

福岡県西新町遺跡出土品

 西新町遺跡は、博多湾に面した砂丘上に広がる集落遺跡である。遺跡の最盛期である古墳時代前期を中心とした一括で、とくに朝鮮半島に由来をもつ土器やガラス小玉および鋳型、貨泉などの朝鮮半島や中国大陸との交流を示す資料が注目される。
 朝鮮半島系土器は、両耳付平底壺・蓋、二重口縁壺、平底鉢、平底多孔式の甑など多種多様で、朝鮮半島南西部、現在の全羅道地域由来の土器が多数を占める。なかでも平底鉢と甑は、竈調理に用いられるうつわの組み合わせであり、渡来人の居住や彼の地の炊飯形態の受容を明らかにする。土器が示す交流は日本列島各地にもおよぶ。畿内や山陰、瀬戸内地域、九州内の各地域からの土器や、これらを現地で模倣し作った土器は、技術の伝播だけではなく、人の往来や居住を考える上で示唆に富む。玉類の生産、飯蛸壺や石錘などの漁労具も豊富で、当地が対外交易ならびに列島内交易の一大拠点であったことをうかがわせるとともに、交易を支え、当地に暮らした人々の生業を鮮明に伝える。

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))伊能忠敬測量図(実測輿地図)福岡県北九州市小倉北区室町1ー1ー1
リバーウォーク北九州14階

伊能忠敬測量図(実測輿地図)

1821年、伊能図は最終的に江戸幕府に提出された。その地図は後に火災で失われるが、本地図は幕府提出図と同時期に作製された類例稀な地図である。近代以前に作製された精密な日本全国の測量図として貴重。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))森田家住宅裏門及び南塀福岡県大川市大字小保字中ノ船津180

森田家住宅裏門及び南塀

仏間棟の南側に開く門と西に矩折に続き、敷地南西を区画する煉瓦塀。裏門の柱は煉瓦造で表面モルタル洗出仕上、頂部に半球状の装飾を付す。南塀は総延長9メートル、高さ1・7メートル、煉瓦造の塀で南面に控壁を付し、裏門とともに敷地南西の景観をつくる。