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福岡県・福岡市早良区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐家住宅土蔵福岡県福岡市早良区高取一丁目92

伊佐家住宅土蔵

主屋北側に、中庭を介して南北棟で建つ。桁行七・五メートル梁間四・七メートル、土蔵造、切妻造桟瓦葺。東面が戸口で板戸片引きとし、庇を付ける。外壁漆喰塗で鉢巻を廻らし、上部の南面と東面に漆喰塗で縁取りした縦長窓を穿つ。屋敷構えを引立てる土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐家住宅主屋福岡県福岡市早良区高取一丁目92

伊佐家住宅主屋

市街地の旧道に面する町家。正面外壁を塗込めて各部屋列に格子をたてる。内部は三列構成の右列を土間とし、左列の座敷は増築で屋根を落棟とする。中の間は吹抜けに漆塗の高欄を飾り、座敷では銘木を多用した座敷飾を備える。商家の発展過程を示す上質な町家。

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))筑前吉武遺跡出土品福岡市早良区百道浜3-1-1

筑前吉武遺跡出土品

吉武遺跡は福岡市の西部、早良平野を北流する室見川左岸の扇状地上に位置する。総数千二百基を越える弥生時代の甕棺墓、木棺墓が発見された。遺構としては多鈕細文鏡などの豊富な副葬品を伴う三号木棺墓(高木地区)、甕棺二十七基以上を検出した墳丘墓(樋渡地区)など、注目されるものがある。
このうち、今回指定するものは、樋渡、高木、大石の三地区から出土した甕棺・木棺墓の副葬品である。