文化遺産オンライン

カテゴリで見る

福岡県・久留米市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))篠山神社透塀福岡県久留米市篠山町字六丁目444

篠山神社透塀

中門左右に延びて本殿を取り囲む透塀。東西一三間、南北一七間規模で、石積は江戸切仕上げ切石乱積みで築き、腰長押下は襷桟打、内法長押の間に竪格子を嵌め込み、出桁造、疎垂木とする塀を立ち上げる。本殿まわりの神域を画し、森厳な社殿空間を作り出す。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))篠山神社中門福岡県久留米市篠山町字六丁目444

篠山神社中門

本殿と拝殿のほぼ中間に位置する。一間平唐門、銅板葺、高さ約一メートルの石垣上に建つ。冠木上の蟇股に有馬家家紋の左三つ巴、控柱の虹梁形頭貫上に雲文をあしらい、懸魚の六葉は同家家紋の竜胆車でかたどる。丁寧なつくりで、建物の由緒を装飾に織り込む。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))篠山神社拝殿福岡県久留米市篠山町字六丁目444

篠山神社拝殿

本殿から約四〇メートル南に位置する。桁行五間、梁間三間、入母屋造平入、銅板葺で、基壇は切石二段で築く。正面に三間幅の広い向拝を付け、内部は折上げ格天井とし、四周に刎高欄付切目縁をまわす。正面桟唐戸、背面引分戸の他は蔀を吊る開放的な大型拝殿。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))篠山神社本殿福岡県久留米市篠山町字六丁目444

篠山神社本殿

筑後川に面する久留米城址の本丸跡に南面して建つ。三間社、入母屋造妻入、三間向拝付、銅板葺で、有馬家藩主五柱を祀る。中備蟇股で、出組、二軒繁垂木が深い軒を持ち出す。大屋根に向拝を取り込み、特異ながらも端正かつ堂々たる構えの近代大型社殿。