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福岡県・みやま市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)石神山古墳みやま市
S50-12-045[[石神山]せきじんやま]古墳.txt: 上楠田集落の北方に見られる丘陵の先端に位置する前方後円墳である。全長26メートルを測り前方部を東に向ける。後円部径18メートル、前方部長さ8メートル、幅6メートルをかぞえ、前方部がきわめて低く狭い特色ある墳形をもつ。後円部頂上には本古墳の名称の因となっている石人1躯がある。石人は阿蘇溶岩の丸彫り像であり、冑、短甲、[[草摺]くさずり]を表現しており、古式をよく伝えたものである。頂丘上には円筒埴輪列の囲繞があり、後円部中央から明治44年、3基の舟形石棺が発見されている。共に阿蘇溶岩を用いた棺であり規模はそれぞれ異なる。大中規模の2棺は主軸と合致し、大棺には2つの造付枕がある。小棺は2棺の西にあり、主軸と直交するものであるが、3棺ともに石室はみられず直葬かと考えられる。数少ない石人を伴う古墳の一つとして、加えてその石人が古式に属しその系譜を考える上に重要なばかりでなく、3石棺の直葬という特色をもつ点において貴重な古墳といえる。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)新舟小屋のクスノキ林みやま市
S49-5-160新舟小屋のクスノキ林.txt: 瀬高町新舟小屋地区と筑後市舟小屋地区とに狭まれる矢部川の左岸にある面積約72,000平方メートルの地域で、九百数十本のクスノキがうっそうと叢生している。もと立花藩時代(1695年頃)に築かれた堤防上に植栽されたもので、胸高直径1メートル以上のものは150本を越える。河川堤防上のクスノキ群として類例まれなものである。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)女山神籠石みやま市
標高195mを有する女山と称せられる丘陵の山腹を縫うて4箇所の溪谷に跨って連互するもので、現在露呈している部分は特に西面並に南斜面の地域であるがその全長約2900mと推せられる。列石は巨大な切石の並列より成るもので、往々母岩を利用した箇所も存する。西の傾斜面に粥餅谷、長谷、源吾谷、産女谷の4溪谷があり、いずれも水門を存するが、これ等は長方形の石材を以て構成されており、殊に粥餅谷、長谷の水門は保存状態も良好である。わが国上代の遺跡として学術的価値が高い。
S51-6-029[[女山]ぞやま]神籠石.txt: 本史跡は昭和28年11月14日の指定である。既指定地は列石線の左右約5メートルの帯状地であるが、近年、指定地外の採土工事が指定地近辺にも及び、一部では指定地がき損されるという憂慮すべき状況に至ったため、列石が確認されている粥餅谷以東の必要部分を面として追加指定し、遺構の保存を図るものである。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)清水寺本坊庭園みやま市
元祿年間ノモノナラント云ハルルモ其ノ築造年代明カナラズ 明治初年多少ノ廃頽ヲ見タルモ主要ナル庭区ハ依然旧態ヲ存ス
三方岡陵ヲ以テ繞ラサレ後方台地ノ下ニ池又島ヲ設ケ右方遙ニ瀬瀑ヲ望ミ左方近ク直瀑ヲ観ル 池畔島嶼ニ石ヲ配シ松樹アリ槭樹アリ山ニ依レル清邃ナル泉水庭トシテ佳姿ヲ有スルモノナリ