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福岡県・粕屋郡志免町
国指定文化財(重要文化財)旧志免鉱業所竪坑櫓 旧志免鉱業所竪坑櫓福岡県糟屋郡志免町大字志免
旧志免鉱業所竪坑櫓は,福岡市の東側に広がる糟屋炭田のほぼ中央に所在する。
艦船用石炭及び海軍工廠等で使用する工場用石炭の採掘施設として,第四海軍燃料廠(ねんりょうしょう)採鉱課(さいこうか)の計画及び設計に基づき,昭和16年から18年にかけて建設された。
旧志免鉱業所竪坑櫓は,竪坑櫓の中で最も発達した形式である「塔櫓巻型石炭等運搬用のかごを昇降させる巻揚機を櫓上部に設置する形式)」の竪坑櫓のうち,近代に建設されたわが国で唯一の現存遺構として貴重である。
また,わが国近代の鉄筋コンクリート造構造物の中で,地上47.6mという有数の高さを誇る高層構造物であり,近代建設技術史上,価値が高い。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)七夕池古墳糟谷郡志免町
S50-5-123七夕池古墳.txt: 光正寺古墳の北方、狭い谷をへだてて300メートルほどの所にある円墳である。墳丘は径29メートル、高さ約3メートルで、周囲に幅3.5メートルの濠をめぐらす。3段築成で葺石もよく残っている。主体部は川原石小石積の竪穴式石室で、長さは1.8メートルほどしかない。石室内には木棺を納めた痕跡があり、木棺の短辺の側抜は地中にさしこまれた特色あるものである。この内には、4、50代の女性が葬られており、遺体の周囲には小型の〓(*1)製鏡や[[琴柱]ことじ]形石製品等の副葬品が発見されている。この古墳は、光正寺古墳とともに、宇美川流域における主要な古墳群を形成しているものである。