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佐賀県
国指定文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)綾部八幡神社の旗上げ・旗下ろし行事佐賀県三養基郡みやき町
本件は、佐賀県みやき町の綾部八幡神社に伝承される風占いの行事で、神旗と呼ばれる麻の旗を境内にある神木に取り付け、旗の巻き具合などから農作物への風雨の影響や豊凶が占われる。7月15日に旗上げが行われ、身を清めた氏子の男衆が神木に登り、竹竿の先につけた神旗を樹上高くに掲げる。秋分の日の翌日に旗が神木から下ろされるまで、神社の宮司が毎日朝夕に旗のなびき方、巻き具合などの様子を記録し、天候や作況を予想する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧松野家住宅(野口家住宅)取水池佐賀県佐賀市大和町大字梅野字水無3068
敷地東辺石塀北端に設けた取水地。石垣沿いの水路から取水する。石垣と同様の花崗岩を用いた石垣を、北に開いたコの字形に積上げ池を囲む。池はほぼ正方形で、中央にコンクリート製の橋を渡す。石垣との取合や端部の納まりなどに、石材加工技術の高さを示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧松野家住宅(野口家住宅)門柱及び石垣佐賀県佐賀市大和町大字梅野字水無3068
敷地南東隅に門柱一対を立て、左右に石垣を延ばし、敷地南半を取り囲む。いずれも同質の花崗岩を使用し、石柱は角を江戸切仕上、頂部を角錐形とする。石垣は全体を反上げて積上げ、出隅部を鎬積とし、敷地形状に合わせて天端を揃えるなど高い技術を用いる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧松野家住宅(野口家住宅)小屋佐賀県佐賀市大和町大字梅野字水無3068
主屋の東、敷地北東隅に西面して建ち、座敷と物置からなる建物。木造つし二階建桟瓦葺。二階外壁は妻壁を大壁とする。物置には農機具や薪等を納めた。座敷は床、天袋、平書院を備え、縁を廻らす。青年組の宿にも利用するなど当地域の習俗を示す上でも貴重。