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熊本県

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)轟貝塚熊本県宇土市

轟貝塚

有明海沿岸部に位置する縄文時代早期末から後期中葉にかけての貝塚を伴う集落。九州や西日本の縄文時代早期末から前期の指標となる轟式土器が出土する標式遺跡であり、中心部に形成された同時期の貝層の内外からは埋葬が多数検出されている。当時の生業や古環境、墓制を知る上で重要である。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)熊本藩高瀬米蔵跡熊本県玉名市

熊本藩高瀬米蔵跡

江戸時代、菊池川流域の村々から年貢米を舟運で集積した熊本藩の米蔵。船着場跡には、蔵との間をつなぐ石敷きの坂道「俵転がし」2基や石階段、護岸石垣等が現存する。河口部に立地し補完機能を担った晒船着場跡も合わせて指定する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))公衆温泉新温泉熊本県人吉市紺屋町80-10

公衆温泉新温泉

温泉街に所在する公衆浴場。入母屋造妻入平屋建、正面庇付で男女別入口を開け、内部に番台を置き、脱衣室と浴場の田の字形平面としてガラス戸を多用。小屋はトラス組、ヴォールト形湯気抜を設ける。当地で大正から昭和にかけて建ち並んだ公衆温泉浴場の典型。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))街蔵麴室(旧緑屋麹室棟)熊本県人吉市紺屋町41-1

街蔵麴室(旧緑屋麹室棟)

旧城下の市街地に所在する味噌醸造元の麹室棟。切妻造桟瓦葺で南側軒を高く招き屋根として越屋根を備える。外壁は北半をコンクリートブロック布積、南半を開放とする。内部は元は北東側桁行4間、梁間2間を麹室とした。石倉と一体で味噌作りの景観を伝える。