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熊本県・山鹿市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))保性館幽泉亭島根県松江市玉湯町玉造1191-1他
玉造温泉にある皇族専用の宿泊棟。川島徳次郎の作で、入母屋造桟瓦葺の周囲を錣風の屋根とした重厚な構成を鉄材を用いた薄く深い軒で軽快にみせる。内部は多彩な意匠を駆使して創意あふれた数寄屋風にまとめる。当地域の大工の高度な技量が発揮された秀作。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))林田家住宅米蔵鳥取県鳥取市国府町岡益下土居173
主屋の前方西隅に南面して建ち、切妻造平入で正面に土庇をかける。外壁は漆喰仕上、腰下見板張の伝統形式だが、正面は腰壁をモルタルで石張風とし、土庇に円柱を用いて腰を人造石仕上とするなど洋風意匠を取入れる。近代の大規模民家の屋敷構えを伝えている。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))笹野家住宅土蔵和歌山県御坊市薗字新町731他
主屋の前方、通りに面して建つ。土蔵造二階建、南北棟の切妻造本瓦葺。外壁は一階海鼠壁、二階白漆喰塗で、玄関脇となる東面に片開き窓と戸袋風の額縁を並べた飾窓を設ける。南面の戸口に両開き鉄扉を備えるなど堅牢なつくりで、重厚な表構えをかたちづくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大森家住宅西塀熊本県山鹿市山鹿47他
敷地西面に建つ塀。南端に矩折で板戸の勝手口を開く。延長一〇メートル、木造で切石積上に建ち、外側は大壁で軒を蛇腹に仕上げ、内側は真壁で、二間毎に石造の控柱を設けており、絵様持送り付の腕木で軒桁を受ける。庭園からの景観に趣を添える。