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大分県・佐伯市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)佐伯城跡大分県佐伯市
慶長6年(1601)に豊後国南部の佐伯へ入部した毛利高政が築いた近世城郭。番匠川河口付近の八幡山(標高146m)の山頂部に本丸、二の丸等の曲輪群、山麓に三の丸を配置し、石敷きの城道が両者を結ぶ。中世山城の構造をもち、高石垣等の近世築城技術を融合させた城郭である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))豊後水道海事博物館塀(旧水ノ子島灯台吏員退息所塀)大分県佐伯市鶴見大字梶寄537-1
高石垣で構築した敷地の周囲を囲む石積みの塀で,延長172mあり,西面に正門,南面に裏門を開く。コンクリート製の小屋根を置いて棟を飾る。集落の先端部の海岸縁にあって,沖合の灯台とも鶴御崎の風物として広く親しまれている。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)堅田郷八幡社のハナガガシ林佐伯市長谷
S52-12-062堅田郷八幡社のハナガガシ林.txt: 標高30〜50メートルの丘陵地にある約4ヘクタールの神社林で、ハナガガシ、スダジイなどにおおわれ、ハナガガシがこの林分の主要な構成種となっている。亜高木、低木層には、コバンモチ、ヤマビワ、タイミンタチバナ、ミサオノキ、サツマルリミノキ、クロキなどが生育し、また草本としては、オオカグマ、ベニシダ、ツルコウジなどが多く、コハシゴシダ、キジノオシダ、コヤブラン、シシガシラ、ムヨウラン、エダウチホングウシダなどが自生している。
ハナガガシは四国・九州にごく稀に分布しており、原生状態に近いこのハナガガシ林は、西南日本の平地の暖帯林の1つとして、きわめて学術的価値が高い。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)狩生鍾乳洞佐伯市狩生
古生層ノ石灰岩中ニ生シタル石灰洞ニシテ洞ノ形ハ東北ヨリ西南ニ走ル二條ノ断層ト之ニ直交シテ西北ヨリ東南ニ走ル五條ノ断層トニ沿フテ流レタル地下水ノ作用ニヨリテ生シタルコトヲ示ス 山ノ中腹ト頂上トニ開口シ一方ヨリ入リテ他方ニ出フルヲ得 本洞ハ昭和七年ノ發見ニ係リ洞内沈澱物ハ尚能ク保存セラルヽヲ見ル發見ノ當時洞窟ノ最低部ヨリ狼族ノ完全ナル遺骨ヲ採集セリ由來獸骨ヲ石灰洞中ヨリ發見スルハ本邦ニ在リテハ稀ナルコトヽス