文化遺産オンライン

カテゴリで見る

宮崎県

国指定文化財(重要文化財)日髙家住宅 燻製室宮崎県延岡市赤水町526番地3号

日髙家住宅 燻製室

日向灘に突出する遠見半島の北に位置する。明治24年に「日髙式大敷網」を発明して財を成した、鰤漁網元・日髙亀市の邸宅。敷地は、明治20年頃、水揚場のために海岸沿いを埋め立てて造成された。主屋は明治中期から大正初期にかけて整えられ、良材を用いて格式高い座敷飾りを備える大広間、立地を生かした眺望の良い座敷を設ける。銘木は黒柿を床柱や付書院等へ多用し、仏間の出床状の構えも珍しい。数寄屋風の意匠を取り入れるが、節度を保った造作で、質の高い近代和風住宅として評価される。鰤加工にかかる煉瓦造の燻製室も併せて伝わり、敷地とあわせ一体的に保存を図る。

国指定文化財(重要文化財)日髙家住宅 主屋宮崎県延岡市赤水町526番地3号

日髙家住宅 主屋

日向灘に突出する遠見半島の北に位置する。明治24年に「日髙式大敷網」を発明して財を成した、鰤漁網元・日髙亀市の邸宅。敷地は、明治20年頃、水揚場のために海岸沿いを埋め立てて造成された。主屋は明治中期から大正初期にかけて整えられ、良材を用いて格式高い座敷飾りを備える大広間、立地を生かした眺望の良い座敷を設ける。銘木は黒柿を床柱や付書院等へ多用し、仏間の出床状の構えも珍しい。数寄屋風の意匠を取り入れるが、節度を保った造作で、質の高い近代和風住宅として評価される。鰤加工にかかる煉瓦造の燻製室も併せて伝わり、敷地とあわせ一体的に保存を図る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧江夏岩吉家住宅主屋宮崎県都城市西町3747

旧江夏岩吉家住宅主屋

大淀川と薩摩街道脇往還に面する敷地に西面して建つ。地域産業の発展に寄与した味噌醤油業経営者の元住居。木造平屋建、入母屋造で庭に面して広縁を廻らす。小壁黒漆喰塗、洋室外壁を石積風モルタル塗洗出仕上とし、全体に良材を用いた上質な近代和風建築。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))服部植物研究所研究・標本棟宮崎県日南市飫肥六丁目3888

服部植物研究所研究・標本棟

飫肥城下の本町通りに面する敷地奥に北面して建つ。木造総二階建で、1・2階を貫く柱形に戸袋を収め、垂直性を強調した簡素な外観。標本を保管する2階は北面以外の開口部を狭め、日差しを抑える。世界的に著名なコケ専門研究所の創設時から残る研究施設。