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鹿児島県・曽於市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)溝ノ口洞穴鹿児島県曽於市

溝ノ口洞穴

シラス台地(入戸火砕流堆積物)に形成された洞穴である。火砕流堆積物中に形成された洞穴としては大規模で,国内最大級であり,全長209.5mに及ぶ。多量の火砕流の熱でガスが吹き抜けた痕跡や,地下水による侵食現象が良好に見られる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)門鹿児島県曽於市大隅町恒吉字馬場566

蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)門

敷地正面の南辺を画す石垣の間に建つ。本柱をのばして棟木を直接支持し、背面の控柱で桁を受けるとともに、本柱と控柱間をつなぐ飛貫を腕木状に前まで延ばして正面の桁を受ける。門扉に八双金物を飾るなど、武家住宅の屋敷の表構えに相応しい風格を見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)蔵鹿児島県曽於市大隅町恒吉字馬場566

蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)蔵

主屋の東方に西面して建つ二階建の蔵。桁行五メートル、梁間四メートルを測り、正面には一間の下屋が付く。小屋組は登梁形式。屋根は切妻造の瓦葺とし、軒を深く出す。恒吉城下の郷士宅において、年代の明らかな遺構として希少で、歴史的な景観に寄与する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)主屋鹿児島県曽於市大隅町恒吉字馬場566

蛭川家住宅(旧遠矢家住宅)主屋

大隅半島の付け根に位置する恒吉城下の郷士宅。主屋は表に玄関、次の間、座敷の三室を一列に並べ、裏に納戸、小座、ナカエを配する、当地の伝統的な武家住宅の間取りとし、庭に面して縁を廻らせる。当地における江戸末期の武家住宅の様相を伝える。