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鹿児島県・南さつま市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩元家住宅主屋鹿児島県南さつま市坊津町秋目794
海沿いの秋目麓集落入口に位置するもと網元の住宅。主体部は入母屋造桟瓦葺で通りに妻を見せ、南側に倉庫を建てて間を門口とし、外壁は竪板張。内部は二列四室の北に六畳を張出す。主座敷は床の左右に床脇と仏壇を設ける。集落のランドマークとなる伝統民家。
国指定文化財(重要伝統的建造物群保存地区)南さつま市加世田麓鹿児島県南さつま市
南さつま市は、薩摩半島の南西端に位置する。加世田麓は中世の山城周辺に形成された武家地を起源とし、15世紀中期以降に当地を領有した島津家の外城として地割が整備された。自然地形に沿った曲線的な街路や地割は江戸時代以来の姿をよく留め、武家住宅やその形式を引き継ぐ主屋をはじめ、用水や生垣など、地形を巧みに生かして形成された麓の独特な歴史的風致をよく伝える伝統的建造物群保存地区。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧鯵坂家住宅石塀鹿児島県南さつま市加世田武田字下鴻巣17830-1
住宅西側の市道沿いと敷地内の通路沿いに築かれた石塀。江戸切仕上げの直方体の凝灰岩布石を、高さ一メートル内外に精緻に積上げ、総延長五二メートルを測る。出隅部では最上段の積石上角を反らせる細工がされており、加世田集落の屋敷構えの特徴を示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧鯵坂家住宅門鹿児島県南さつま市加世田武田字下鴻巣17830-1
敷地西面南端の市道沿いに構える。一間腕木門、切妻造桟瓦葺で、本柱後方に石製の控柱を立てて腕木を支持する独特な形式。門の左右に落棟の袖塀を設け、その両端から前方にのばす塀をさらに落棟とし、基礎を凝灰岩切石積とするなど、変化のある外観をもつ。