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沖縄県・うるま市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)仲原遺跡うるま市与那城伊計
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)勝連城跡うるま市勝連南風原
S47-5-169[[勝連]かつれん]城跡.txt: 沖縄本島南部の東海岸に突出した与勝半島の付け根に近い独立丘的台地上に、自然の地形を利用して築かれた一種の山城形式の城である。東南から北西にかけて、現在米軍基地になっている東郭から一段下がって鞍部のような部分の郭、それから珊瑚性石灰岩で石垣をめぐらす三の丸・二の丸・本丸と次第に急峻となり、その先は深い谷となる。昭和40年から3年間、琉球政府文化財保護委員会によって発掘調査され、各郭の構造および他の郭に通ずる門や石段などがかなり明確になったほか、宋・元の青磁や南蛮手の陶器など、中国・南海との貿易資料も発見できた。
この城は、もと一平民であった阿麻和利が[[茂知附]もちづき]按司に代わって城主となり、勢力が増大して尚泰久の王女をめとり、護佐丸と対決してこれを滅ぼすが、1458年中山王と争い、敗死するまでの居城である。また城下町の形成など、政治史的社会史的にも重要である。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)安慶名城跡うるま市安慶名
S47-5-165[[安慶名]あげな]城跡.txt: 沖縄本島中部東海岸の金武湾の南、[[与勝]よかつ]半島の首部の北に位置する城で、天願川河畔の平地に隆起した珊瑚性石灰岩の岩塊の断崖と傾斜を巧みに利用した山城である。山頂は内郭で本丸と二の丸があり、本丸には沖縄の城に共通の拝所としての「いべ」が設けられ、自然の岩と岩との間にも見事な技法で石垣や城門を造っているが、外郭は山の中腹から石垣を積み、内部を抱護するように輪郭式の城郭を成形している。
築城年代は明確ではないが、三山分立時代の安慶名按司の居城と伝えられ、沖縄の城が梯郭式や連郭式が多いのに対して、現存する輪郭式の唯一の城で、自然の河川と岩塊とを最大限に活用した堅固な城として特徴的である。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)伊波貝塚うるま市石川伊波
S47-5-177伊波貝塚.txt: 沖縄本島東海岸、金武湾最深部にある石川平野に面する標高約90メートルの丘陵上にある。遺跡は丘陵頂上直下の岩かげにあたるゆるやかな傾斜地に形成されている。貝層は厚さ約60センチ、各種貝類・魚骨・獣骨とともに、石器・土器・骨製品・貝製品が出土している。
この貝塚は、大正9年に大山柏氏が発掘調査を実施し、沖縄において実態の明らかにされた数少ない遺跡の一つであり、南島先史文化を考えるうえで欠くことのできない遺跡である。