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沖縄県・中頭郡北谷町

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)北谷城跡沖縄県中頭郡北谷町

北谷城跡

13世紀後半から16世紀前半にかけて,沖縄本島西海岸沿いの舌状(ぜつじょう)丘陵に営まれた,中山地域の拠点となった城(グスク)跡。東西約500m,南北約165mの範囲に5つの曲輪(くるわ)等が配置され,琉球石灰岩を用いた切石積み・野面積みの石垣で城壁を築く。殿舎跡のほか,威信財である貿易陶磁器等も出土。三山時代から統一に至る琉球史を理解する上で貴重。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))北谷町うちなぁ家ふーる(旧崎原家住宅ふーる)沖縄県中頭郡北谷町字上勢頭830-2

北谷町うちなぁ家ふーる(旧崎原家住宅ふーる)

間口4メートル奥行4.6メートルの琉球石灰岩を用いた2連式のふーるである。北半を東西2室に仕切り、各々奥行1.6メートルのアーチ状の屋根を架ける。手前は石組みの飼育場を東西に並べ、床を石敷きとする。典型的なふーるの形式をよくとどめている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))北谷町うちなぁ家主屋(旧目取真家住宅主屋)沖縄県中頭郡北谷町字上勢頭830-2

北谷町うちなぁ家主屋(旧目取真家住宅主屋)

敷地中央に南面して建つ。建築面積104平方メートル、木造平屋建、寄棟造本瓦葺で、南東面に雨端を廻らす。東から1番座、2番座、板敷の3番座と並べ、西端に台所を配す。1番座にトコ、2番座には仏壇を設け、北側を裏座とする。伝統的な沖縄民家の一例。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)伊礼原遺跡沖縄県中頭郡北谷町

伊礼原遺跡

縄文時代前期の低湿地区と中期から晩期の砂丘区からなる複合遺跡で、南島では生活様式の変遷が追える集落遺跡はほとんどない。また、原産地が特定されるヒスイ製玉や黒曜石製剥片の存在は、当該期の南島と日本列島本土との交流を考えるうえできわめて重要。