文化遺産オンライン

カテゴリで見る

沖縄県・島尻郡伊是名村

国指定文化財(重要文化財)玉御殿 石牆島尻郡伊是名村伊是名元島20番

玉御殿 石牆

玉御殿は,琉球王家第二尚氏初代尚円王の父尚稷(しょうしょく)らの墓所で,伊是名島南東の小山の北麓に位置し,康煕(こうき)27年(1688)に整えられた。岩盤に接して造られた石造の墓室と,その正側面を画す石牆からなり,正面中央にアーチ状の門を開き,前面に石段を築く。墓室は琉球石灰岩積で,石製の棟木に平石を切妻形に置いて漆喰で仕上げた,いわゆる破風墓の形式をもち,内部は東西に2室を設ける。
玉御殿は,築造年代が明らかな琉球王家の墓所として貴重であり,琉球地方における造墓形式や築造技術の特色が顕著に認められ,高い価値を有している。

国指定文化財(重要文化財)玉御殿 墓室島尻郡伊是名村伊是名元島20番

玉御殿 墓室

玉御殿は,琉球王家第二尚氏初代尚円王の父尚稷(しょうしょく)らの墓所で,伊是名島南東の小山の北麓に位置し,康煕(こうき)27年(1688)に整えられた。岩盤に接して造られた石造の墓室と,その正側面を画す石牆からなり,正面中央にアーチ状の門を開き,前面に石段を築く。墓室は琉球石灰岩積で,石製の棟木に平石を切妻形に置いて漆喰で仕上げた,いわゆる破風墓の形式をもち,内部は東西に2室を設ける。
玉御殿は,築造年代が明らかな琉球王家の墓所として貴重であり,琉球地方における造墓形式や築造技術の特色が顕著に認められ,高い価値を有している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧名城家住宅石垣沖縄県島尻郡伊是名村字勢理客1547

旧名城家住宅石垣

敷地の周囲四方に積まれた石垣である。珊瑚石を野面積とし、高さ一・五メートル強、基底幅〇・七メートル、折曲り延長一一六メートルを測る。南正面には出入口を開ける。角は曲線状に仕上げ、現在では希少となった伊是名村での伝統的な屋敷構えを伝えている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧名城家住宅主屋沖縄県島尻郡伊是名村字勢理客1547

旧名城家住宅主屋

尚円王の出身地で知られる伊是名島に建つ。琉球民家の伝統に則り、座敷部と台所部が棟を違え、琉球赤瓦葺、目地漆喰塗とする。座敷部は一番座と二番座、各裏座とし、大きな雨端を持つ。二番座を前後二室に区切るのは、当地の上層民家に特徴的な平面と言える。