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沖縄県・八重山竹富町

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)古見のサキシマスオウノキ群落八重山郡竹富町

古見のサキシマスオウノキ群落

S52-12-063[[古見]こみ]のサキシマスオウノキ群落.txt: この群落は、西表島前良川河口の南岸にある湿地にあり、三離御嶽(ミチャーリオン)として地元の人々によって昔から保存されている約5000平方メートルの地域である。
 ここに自生する植物は、板根の非常によく発達した胸高直径75から85センチのサキシマスオウノキ25本をはじめ、オオハマボウ、イボタクサギ、サガリバナ、カンコノキ、シマシラキ、オキナワキョウチクトウ、シマオオタニワタリなど多数の湿地植物があり、亜熱帯植物群落の様相をよく保存している。
 ことに、サキシマスオウノキ群落は、板根の大きさ及び本数からいっても、我が国最大の規模であり、学術上の価値はきわめて高い。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)ウブンドルのヤエヤマヤシ群落八重山郡竹富町

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)仲の神島海鳥繁殖地八重山郡竹富町

仲の神島海鳥繁殖地

S47-5-195仲の神島海鳥繁殖地.txt: 仲の神島は西表島の西南約16キロにある周囲1.26キロの無人島で、約60万羽におよぶ海鳥の集団繁殖地として知られている。
 仲の神島で繁殖する海鳥で最も多いのはセグロアジサシで全体の約75パーセントを占め、オオミズナギドリ・クロアジサシがこれについでいる。比較的少ないがカツオドリも繁殖している。
 わが国有数の海鳥の集団繁殖地で、その学術的価値は高い。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)仲間川天然保護区域八重山郡竹富町

仲間川天然保護区域

西表島の南東部に注ぐ仲間川河口域に広がるマングローブ林で,面積及び構成種数ともわが国最大規模を有する。川から内陸に向け順に種ごとに配列するマングローブ林は熱帯のそれに匹敵するもので,特異な根や胎生種子ともども見慣れぬ者の目に驚きをもたらす。

S47-5-194仲間川天然保護区域.txt: 西表島東海岸にある仲間川には河口から約6キロにわたり海漂林が自生している。その主なものはマヤプシキ・オオバヒルギ・メヒルギ・オヒルギ・ヒルギモドキ・ヒルギダマシなどで、冬期カンムリワシが飛来するほか海漂林に伴う動物も豊富で、わが国で最大の典型的熱帯海漂林としての学術的価値は高い。