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秋田県・仙北市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渡邊家住宅主屋秋田県仙北市角館町横町51-1他

渡邊家住宅主屋

東西に走る通りに北面して建つ。木造二階建、南北棟の切妻造妻入鉄板葺、間口五・二メートル奥行一一メートル。妻に小屋組を現し、二階座敷に面して全面を開口とし、一階にはコモセと称する下屋を付ける。角館に残る数少ない町家で、伝統的な表構えを残す。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))鶴の湯温泉本陣秋田県仙北市田沢湖田沢字湯ノ岱2番地先先達沢国有林生保内事業区50林班ハ小班

鶴の湯温泉本陣

東西43mと桁行に長い建物で、寄棟造茅葺とし、南面に煙出を設ける。西半部は入口土間と十一畳からなる客室五室を並べ、東半部には休憩室や事務室などを配する。外壁は竪板張とし、内部には釿仕上げの梁を架け渡す。風趣に富む湯治場の雰囲気をよく伝える。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)檜木内川堤(サクラ)仙北市角館町

檜木内川堤(サクラ)

角館[かくのだて]町の中心部角館地区の西を流れる檜木内川左岸堤防上の道路の両側にあるソメイヨシノの並木で、延長1,850メートル、総本数367本である。昭和9年に植栽されたものであり、樹勢はきわめて旺盛で枝張りも広く、花期にはソメイヨシノ特有の壮観を呈する。サクラ並木のうち特に長大で景観のすぐれたものとして類例がない。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)角館のシダレザクラ仙北市角館町

角館のシダレザクラ

角館町内には、旧藩時代(1656年頃)武家屋敷の各戸ごとに植えられたシダレザクラが主なもので153本残っている。胸高直径最大のものは1メートルを越え、樹高は最高20メートルを越すものがある。もと東勝楽丁梅津家にあったものを母樹(明治33年焼失)として広く町内に植えられたものといわれている。エドヒガンのシダレとなったもので花色は白系と淡紅系であり、花期にはこの城下町に伝統的な美観をもたらす。市街地内に古くから受けつがれたシダレザクラの群として他に類例をみないものである。