文化遺産オンライン

カテゴリで見る

秋田県・雄勝郡羽後町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧対川荘秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字川原田12-2

旧対川荘

北流する西馬音内川に西面する敷地に建つ。木造二階建、寄棟造鉄板葺、建築面積一一一平方メートル。一階二階とも眺望のために、ガラス戸を建て開放的な佇まいとし、二階にはトコや棚を構える主座敷と次の間が並び、三方に縁をまわす。軽快な意匠になる庭園建築。

国指定文化財(重要無形民俗文化財)西馬音内の盆踊

西馬音内の盆踊

 盆踊は、全国各地でそれぞれの特色を伴なって伝承されているが、西馬音内で踊られている盆踊は、とくに洗練された流麗優雅な踊り振りにすぐれた芸態を示し、盆踊の一典型としての価値が高い。
 踊り手のうち、とくに女たちは端縫【はぬい】と呼ばれる端布【はぎれ】を縫い合わせた風雅な着物、あるいは浴衣に白足袋のいでたちで踊り、編み笠または彦三頭巾と呼ばれる黒頭巾をすっぼり冠り、顔を見せないようにしている。彦三頭巾のいでたちは亡者をかたどったという言い伝えを残し、盆に精霊とともに踊るという供養踊の伝承の面影をいまに伝えている。
 盆踊の囃子は、笛・大太鼓・小太鼓・三味線・鼓・鉦などで編成され、特設屋台の上でにぎやかに演奏され、これに合わせて地口と甚句が歌われる。
 宵のうちは秋田音頭と同じ地口で囃される「音頭」から踊りはじめ、夜が更けてくるにつれて、「甚句」の踊となるのが習わしになっている。「甚句」の踊は、また、がんげ踊とも亡者踊とも呼ばれる。
 快活でにぎやかな囃子でありながら、その踊りの振りは実に優雅で美しく、数ある盆踊の中でも傑出したものと評価されている。

国指定文化財(重要文化財)鈴木家住宅(秋田県雄勝郡羽後町) 土蔵秋田県雄勝郡羽後町飯沢字先達沢52番地

鈴木家住宅(秋田県雄勝郡羽後町) 土蔵

前出の土田家住宅とは山一つ隔てた東側に位置する農家である。
前面に二階造りの中門、背面に土蔵が接続しているが、 これらは後設されたもので、当初は直屋であったらしい。 平面は非常に開放的で、上手の正面と側面に広縁を廻わす。 柱は丸刄の釿仕上げで、七尺間に立つ。 土田家住宅と共に秋田県下では最古の遺例で、民家というよりは在地豪族の住宅を思わせるところがある。

国指定文化財(重要文化財)鈴木家住宅(秋田県雄勝郡羽後町) 主屋秋田県雄勝郡羽後町飯沢字先達沢52番地

鈴木家住宅(秋田県雄勝郡羽後町) 主屋

前出の土田家住宅とは山一つ隔てた東側に位置する農家である。
前面に二階造りの中門、背面に土蔵が接続しているが、 これらは後設されたもので、当初は直屋であったらしい。 平面は非常に開放的で、上手の正面と側面に広縁を廻わす。 柱は丸刄の釿仕上げで、七尺間に立つ。 土田家住宅と共に秋田県下では最古の遺例で、民家というよりは在地豪族の住宅を思わせるところがある。