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山形県・飽海郡遊佐町
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)小山崎遺跡山形県飽海郡遊佐町
縄文時代中期末から後期を中心とする集落と,周辺の水辺環境の利用を目的とした土木構造物である水辺遺構が良好な状態で保存されていた遺跡。周辺自然景観や,古環境に関する知見も豊富であり,本州日本海沿岸北部における縄文文化を解明する上で重要。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))龍頭寺観音堂山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字松ヶ岡45
本堂の正面北寄りに建つ。土蔵造、切妻造妻入、桟瓦葺で正面に向拝を付し、東に物置を附属する。腰は海鼠壁とする。内部は正面一間を土間とする他は板間で、奥に仏壇を置き、中央に大柄な観音像を祀る。向拝虹梁廻りの龍を巻付けた彫刻は立体的で秀逸である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))龍頭寺開山堂山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字松ヶ岡45
本堂の背面北寄りに建つ。切妻造平屋建で内部は一室とし、正面と南側面に位牌棚を設ける。外観は妻壁の梁と束組を見せ、壁は下見板張と簡素だが、内部は漆塗を多用し、奥の位牌壇上部欄間には天女や菊、牡丹などの鏝絵を施すなど、凝った意匠を見せる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))龍頭寺本堂山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字松ヶ岡45
敷地中央に西面する。桁行一三間半梁間六間半、入母屋造銅板葺で正面に唐破風玄関を付す。北半を六間取方丈形式の本堂として内陣北に上段の間を設け、南寄りは土間を持つ庫裏とする。柱が太く内外陣廻りや縁上部の虹梁が目を引く、鳥海修験の遺構のひとつ。