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福島県・南会津只見町

国指定文化財(重要有形民俗文化財)会津只見の生産用具と仕事着コレクション南会津郡只見町大字大倉字窪田30番地

会津只見の生産用具と仕事着コレクション

 この資料は、福島県南西部の南会津郡只見町で使用された生産用具と仕事着の収集である。只見町は、新潟県に接して周囲を1000㍍前後の山々に囲まれた地域である。
 只見町の伝統的な生業は、焼畑を含む畑作農耕と狩猟や山菜などの自然物の採集を中心とするものであったが、江戸期以来、限られた耕地を使っての水田稲作や林業も盛んに行われており、明治期以降は耕地改良の進展や企業的な林業経営者の進出などによりその動きが一層拡大し、水田稲作が主となった。
 資料のうちの生産用具は、自然物採集用具、農耕用具、狩猟用具、漁撈用具、山樵用具、製糸用具、蔓細工用具、屋根葺き用具に分類され、それぞれに使用された用具が作業工程順に整理されている。仕事着は、これらの生業で使用された衣類である。
 この資料は昭和40年代から収集されてきた資料に、只見町史編纂事業に伴う民俗調査の成果を加え、さらに地元のお年寄りによる整理作業を経て分類整理されたものである。その成果は『図説会津只見の民具』として公刊され高い評価を得ている。

国指定文化財(重要文化財)旧五十嵐家住宅(福島県南会津郡只見町)福島県南会津郡只見町大字叶津字居平437番地

旧五十嵐家住宅(福島県南会津郡只見町)

五十嵐家は江戸時代農村の中型層をなす本百姓であった。建物は現在中型の中門造になっているが最初は直屋であった。 裏日本に多い木割の太い民家で見る人に力強い印象を与える。

国指定文化財(重要文化財)成法寺観音堂福島県南会津郡只見町大字梁取字仏地

成法寺観音堂

やはり小規模な堂で、桃山時代初期の建立と考えられる。交通不便な地に残るものそして意義がある。