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福島県・双葉郡大熊町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渡部家住宅薬医門及び塀福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平275
敷地南の前面道路に面して門を構え、左右に塀を延ばす。薬医門は切妻造桟瓦葺で、戸は建てず開放とする。塀は門の両脇の板塀と、矩折れに延長する石積上に建つ板塀からなり、総延長三八メートルである。東日本大震災に耐えた豪農の表構えを構成する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渡部家住宅籾蔵福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平275
表門の東脇に建つ小規模な板蔵。東西棟とし平屋建切妻造妻入で鉄板葺の置屋根を載せる。外壁、内部の間仕切壁とも柱の板溝に横板をはめた板壁とする。小屋は桁行中央の柱位置に梁を架け、束で棟木を受ける。垂木は半割丸太。敷地前方の景観を形成する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渡部家住宅土蔵福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平275
敷地中央に北面して建つ。南北棟とし二階建切妻造でセメント瓦葺の置屋根を載せる。腰を海鼠壁、上部を漆喰塗とし、戸口や窓の土戸外部を黒漆喰塗とする等正面構えに意匠を凝らす。小屋は登梁形式で内部は用途に応じて仕上を変える。敷地の一角を構成する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渡部家住宅馬小屋福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平275
敷地北東に西面して建つ。南北棟で二階建切妻造セメント瓦葺の比較的大規模な建物。真壁造で南・東面に下屋、二階西面に縁を張出す。小屋はキングポストトラス。一階を馬屋、二階を飼料置場としたと思われ、後年居室に整備。馬産で栄えた当家の歴史を物語る。