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茨城県・つくば市

国指定文化財(重要文化財)旧矢中家住宅 別館茨城県つくば市北条字古城94番地1号

旧矢中家住宅 別館

筑波山の南麓、つくば市北条に位置する建材研究者で実業家・矢中龍次郎の住宅。昭和17年建築の本館は木造ながら陸屋根とし、矢中発明の防水剤を使用するほか、大壁にも矢中が採掘精錬した顔料を用いる。また、昭和24年完成の別館ともども、各所に開けた換気口や、工夫を凝らした建具で通風に細心の注意を払うなど、日本の気候風土に配慮した実験的な住宅として、学術的な意義を持つ。一方、南部春邦の手による杉戸絵や襖絵、水墨画などを随所に配し、銘木をはじめ吟味した材料を使用するなど、意匠的にも優れている。高低差のある地形を生かした敷地及び敷地を画する石塀や擁壁などとあわせて保存する。

国指定文化財(重要文化財)旧矢中家住宅 本館茨城県つくば市北条字古城94番地1号

旧矢中家住宅 本館

筑波山の南麓、つくば市北条に位置する建材研究者で実業家・矢中龍次郎の住宅。昭和17年建築の本館は木造ながら陸屋根とし、矢中発明の防水剤を使用するほか、大壁にも矢中が採掘精錬した顔料を用いる。また、昭和24年完成の別館ともども、各所に開けた換気口や、工夫を凝らした建具で通風に細心の注意を払うなど、日本の気候風土に配慮した実験的な住宅として、学術的な意義を持つ。一方、南部春邦の手による杉戸絵や襖絵、水墨画などを随所に配し、銘木をはじめ吟味した材料を使用するなど、意匠的にも優れている。高低差のある地形を生かした敷地及び敷地を画する石塀や擁壁などとあわせて保存する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧根本家住宅長屋門茨城県つくば市吉瀬字清水1680

旧根本家住宅長屋門

主屋正面に構え、木造平屋建、寄棟造桟瓦葺である。軒をせがい造とし、中央の門口ではさらに冠木上に男梁と肘木を組み、ケヤキ板戸を吊り、重厚に見せる。南北の室は腰を簓子下見板張とし、かつては蔵や作業部屋などに使用した。屋敷構えに風格を添える長屋門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧根本家住宅主屋茨城県つくば市吉瀬字清水1680

旧根本家住宅主屋

集落内の敷地中央に東面して建つ。正面は、右手の土間に戸口を開き、中央に縁を設け、上手に式台を構える。軒はせがい造で下屋を廻らせる。床上部は四間取系平面をもち、前列上手の座敷に床と物入れを備える。つくば市郊外における近世上層農家の形式を伝える。