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茨城県・鹿嶋市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)鹿島神宮境内
 附 郡家跡
鹿島市大字宮中

鹿島神宮境内<BR/> 附 郡家跡

 鹿島神宮境内附郡家跡は、鹿嶋市の南部地域に所在し、『常陸国風土記』に見える「香島天之大神」を構成する鹿島三社の鹿島神宮境内・坂戸神社境内・沼尾神社境内および鹿島郡家跡の総称である。
 鹿島神宮は、古代から大和朝廷の東国・蝦夷地進出の重要な拠点として、さらに祭神の武甕槌神は武神であり、かつ藤原氏の氏神として崇敬されていた。郡家跡は、鹿島神宮の南約1.5キロメートルに位置している。その遺構は、8世紀前半から10世紀初めころまでの3時期に及ぶ郡庁内郭・厨家相当施設・正倉院等で構成されており、今まで郡庁域と正倉域が指定されている。今回は、厨家相当施設で掘立柱建物跡・掘立柱塀・竪穴状遺構が検出され、「鹿厨」等の墨書土器が多量に出土している地域を中心とする場所を追加して指定し、保存を図ろうとするものである。

国指定文化財(重要文化財)鹿島神宮仮殿茨城県鹿嶋市大字宮中

鹿島神宮仮殿

入母屋造、桧皮葺の仮殿(本殿造替時に祭神を仮に祀る建物)。すでに重要文化財に指定されている本殿などと同時期のもので、徳川秀忠の造営。
比較的簡素な意匠になるが、正統派の建築である。 元和造営時の社殿の一環として重要であり、仮殿の性格を示す一例としても貴重。

国指定文化財(重要文化財)鹿島神宮楼門茨城県鹿嶋市大字宮中

鹿島神宮楼門

鹿島神宮の社殿は元和五年(一六一九)徳川秀忠の造営になる(重文)。
楼門は社殿の入口に建ち、寛永十一年(一六三四)に造られたものである。その大工に鎌倉時代以来の工匠の家柄坂上氏の一人、坂上吉正であった。形もよく、社殿の一環として重要なものであるばかりでなく、建築工匠史上の重要な資料となるものである。

国指定文化財(重要文化財)鹿島神宮摂社奥宮本殿茨城県鹿嶋市大字宮中

鹿島神宮摂社奥宮本殿