山縣有朋が拓いた農場に所在。二階建寄棟造桟瓦葺で南正面にドーマー窓を掲げる。パーゴラ付ポーチを設け、上下窓や両開窓を開ける。内部のリビングは出窓や暖炉を備え、壁は腰を木羽目板とし、天井は梁形を表す格式備えた洋室。広大な農場に建つ瀟洒な洋館。

この住宅は延宝四年（一六七六）火災に会ったと伝え、その後間もなく建てられたのが現在の住宅と考えられる。この地方では大型住宅で、平面は栃木県南部の特色がある。表門とともにこの地方の上層農家の住宅として重要な遺例と考えられる。

この住宅は延宝四年（一六七六）火災に会ったと伝え、その後間もなく建てられたのが現在の住宅と考えられる。この地方では大型住宅で、平面は栃木県南部の特色がある。表門とともにこの地方の上層農家の住宅として重要な遺例と考えられる。