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栃木県・那須塩原市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))三斗小屋温泉大黒屋旅館本館栃木県那須塩原市板室字三斗小屋湯所919他
那須岳中腹に位置する三斗小屋温泉の旅館。2階建の南北棟で北を寄棟造、南を切妻造とし、屋根は鉄板葺とする。北に玄関と広間、南に風呂を配し、これらを結ぶ中廊下を通して、周囲に客室を配す。建ちが低く古式で、近世由来の温泉宿の様相を留める旅館建築。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))乃木神社拝殿栃木県那須塩原市石林字狩野道上793-2
背面の本殿との間に幣殿を置き、南面して建つ。桁行五間、梁間三間、切妻造平入銅板葺で、柱間装置を設けない開放的なつくり。太い円柱を並べ長押を廻し、組物は置かない。千木や鞭掛のなどに神明造の細部を取入れた簡明な外観で、静謐な社頭景観を演出する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))乃木神社本殿栃木県那須塩原市石林字狩野道上793-2
那須塩原市域南東にある乃木希典夫妻を祀る神社。本殿は敷地北奥に南面して建つ、切妻造妻入銅板葺で、直線的な構成で端正な外観をもつ社殿。住吉大社本殿に類似した形式とする一方で、千木の形式を神明造風とするなど、近代らしい自由な構成の社殿。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))加登屋旅館悠仙閣栃木県那須塩原市板室字塩沢854他
別館の南に接続して建つ。木造二階建で、一階を玄関と客室及び浴室、二階を客室とする。内外とも、随所に奇木を用いたり、円窓や変形六角形の下地窓を穿ったりするなど、数寄屋風の趣向を凝らした造形を見せ、温泉街の通りに対して洒脱な印象を与える。