西倉庫東に建つ旧農協の穀物倉庫。石造平屋建、屋根は切妻造セメント瓦葺。北面二箇所に戸口を開き、北面東に小部屋を突出。外壁は大谷石切石積で控壁と臥梁、妻壁上部を鉄筋コンクリート造とする。小屋組は吊束二対のキングポスト・トラス。補強石造の一例。

鬼怒川右岸に所在する旧農協の穀物倉庫。石造平屋建切妻造セメント瓦葺で内部は元は三室で北面三箇所に欠円アーチ戸口、上部に庇付小窓を開く。外壁は大谷石切石積で軒に鉢巻を廻し、下部六箇所にバットレスを付す。小屋組はトラス組。地域色豊かな石造倉庫。

下野市小金井に所在したが市に寄贈され公園に移築。東西棟の直屋で平屋建寄棟造。屋根は茅葺で銅板で仮葺する。土間が広く、床上部は二列六室に縁を廻らす大規模なもの。土間上部の二重梁などは見応えがある。市内に残る近世に遡る農家建築として貴重。

古墳墳丘上から出土した埴輪と土器の一括。女性が機を織る場面を表した２点の機織形埴輪は、国内唯一の出土例で、それぞれ織機が異なる。多彩な人物・馬形埴輪には、赤・黒・白・灰の彩色が残り、馬形埴輪には女性が横座りする際の足置きが表現される。