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栃木県・下都賀郡野木町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新井製糸所煉瓦蔵栃木県下都賀郡野木町大字野渡字坪ノ内328-1
漆喰蔵の南に東面して建つ。南北棟の切妻造桟瓦葺、桁行15m梁間4.7m。イギリス積で、中間に水切りを付け、鉢巻は3段の蛇腹とするなど、土蔵造風のデザインもみられる。下野煉化製造会社製の煉瓦で造られ、地域の近代化を物語る。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新井製糸所漆喰蔵栃木県下都賀郡野木町大字野渡字坪ノ内328-1
事務室の西に隣接し、東面して建つ。南北棟の切妻造桟瓦葺で、東面に下屋をかける。桁行7.3m梁間4.6m。1階は下野煉化製造会社製煉瓦をイギリス積で1枚厚に積み上げ、2階は土蔵造とする。白漆喰と煉瓦が鮮やかなコントラストを見せる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新井製糸所事務室栃木県下都賀郡野木町大字野渡字坪ノ内328-1
敷地北寄りに建つ。桁行9.1m梁間6.8mの木造平屋建。東西棟の東切妻西寄棟造とし、下屋をまわす。桟瓦葺。トコとトコ脇、平書院を構える8畳と、その東の6畳からなり、西・南・東面に縁を付ける。繊細な欄間が飾られる近代和風建築。
国指定文化財(重要文化財)旧下野煉化製造会社煉瓦窯栃木県下都賀郡野木町大字野木字大手箱3324番地1・3・5及び1376番地4・5
明治初年から我国でも造られ始めたドイツのホフマン式輪窯という煉瓦焼成用の大規模な窯である。煉瓦造で平面十六角形(差し渡し三二・六m)の中央に煙突(高さ三四・三m)を立て、木造の上屋を架ける。窯は環状トンネル型で、隔壁はないが、十六区画に分かれ、順次循環・移動しながら煉瓦を焼く。
煉瓦造の建造物として優れており、また、建築材料である煉瓦を製造した産業遺跡の一つとしても、きわめて価値が高い。