美唄屯田兵屋
びばいとんでんへいおく
概要
・美唄市には、沼貝村といわれていた時代の明治24年(1891)に屯田兵特科隊(騎兵隊・砲兵隊・工兵隊)が設置され、24年から27年にかけて合計400戸の兵員と家族が入地し、国道または主要道路に面して同じ規格の住宅が給与されました。
・住宅(兵屋)の形式は、陸軍省標準型と呼ばれる一般的な型で母屋の造りは、切り妻造り、手割り柾葺きで、間口5間(9.05メートル)に奥行3間半(6.37メートル)の広さ17.5坪(57.75平方メートル)の大きさです。
・この美唄屯田兵屋は、明治26年(1893)愛知県から入植した長谷川金五郎氏が入居した美唄騎兵村93番(現癸巳町)の兵屋で、昭和44年(1969)に市に寄贈され、補足材料や工法に意を配りながら入植当時のものに復元したものです。現在、旧桜井家住宅敷地内に屯田騎兵隊火薬庫とともに設置されており、開拓の歴史を現在に伝える重要な文化財です。
・同一敷地内に市指定文化財旧桜井家住宅、屯田騎兵隊火薬庫があります。