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舞鶴旧鎮守府水道施設 桂取水堰堤

まいづるきゅうちんじゅふすいどうしせつ かつらしゅすいせきてい

概要

舞鶴旧鎮守府水道施設 桂取水堰堤

まいづるきゅうちんじゅふすいどうしせつ かつらしゅすいせきてい

近代その他 / 明治 / 近畿 / 京都府

京都府

明治/1900

重力式コンクリート造堰堤、堤長50m、堤高12m、取水隧道及び上流側左岸石垣附属、導水及び拝砂設備を含む

1基

京都府舞鶴市大字北吸字大杉、同大字与保呂字桂及び同字岸谷

重文指定年月日:20031225
国宝指定年月日:

舞鶴市

重要文化財

舞鶴旧鎮守府水道施設は,市内を貫流する与保呂川にある桂貯水池施設,その支流の岸谷川に築かれた貯水池施設,及び舞鶴旧軍港を望む高台にある旧北吸浄水場施設から構成される上水道施設である。
 海軍の艦艇補給用水の確保を主な目的として,建設が進められた。明治34年に桂貯水池施設及び北吸浄水場施設が竣工し,明治38年に岸谷川上流貯水池施設,大正10年に岸谷川下流貯水池施設が築かれた。
 軍部の建設による最古の本格的水道施設であるばかりでなく,わが国最初期の重力式コンクリート造堰堤をはじめ,技術の時代的特色がよく表れた多様な堰堤遺構群がまとまって残る水道施設として,水道技術史上,高い価値がある。
 配水施設,砂防施設,石垣・境界杭等の附属施設も,近代水道システムの構成を知る上で重要であり,土地と併せて保存を図る。

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