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春採のアイヌ古式舞踊

はるとりのあいぬこしきぶよう

概要

春採のアイヌ古式舞踊

はるとりのあいぬこしきぶよう

無形民俗文化財 / 北海道

選定年月日:19751208
保護団体名:ウタリ協会釧路支部リムセ保存会

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 北海道釧路市春採のアイヌコタンに伝承されている芸能で、祭祀の祝宴やさまざまの行事に際して踊られる。アイヌ独自の信仰に根ざしている歌舞で、日本の本土に伝承されてきた民俗芸能とはその様式を異にし、信仰と芸能と生活が密着していた頃の古態をしのばせる古式な舞踊を伝えているところが貴重であり、芸能史的にも価値が高い。
 酒に関する歌舞をはじめ、剣の舞、弓の舞などの儀式性の強い舞踊、鶴の舞、バッタの舞などの模擬的舞踊、さらには色男の舞、棒踊、おどりくらべ、種蒔き踊など即興性を加味した舞踊など多種多彩な内容を持っている。なお、昭和三十年度の全国郷土芸能大会に東京で公開されたことがある。

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