釈迦如来立像
しゃかにょらいりつぞう
概要
・本像は162.1センチメートルあり、ヒノキ材寄木造りで、京都市嵯峨清涼寺の釈迦如来立像の伝模作の仏像で、有珠善光寺内の有珠郷土館に安置されています。
・全身は黒色を帯び、文様はなく、五段の蓮華座の上に安置され、周縁は唐草の透彫りに11の化像がついており、歴史的、美術的価値の高いものです。
・制作年代並びに伝来の詳細については、今のところ確証はありませんが、嵯峨清涼寺の国宝である釈迦如来立像と同一手法であることから、制作年代はそれよりやや後になるものと推定されています。