平安神宮 白虎楼
へいあんじんぐう びゃっころう
概要
平安神宮の建築は、明治28年、平安遷都千百年紀念祭・第8回内国勧業博覧会の会場施設として平安宮大極殿院を模して計画された。並行して背後に桓武天皇を祀る本殿が建てられ、竣工とともに神社施設とされた。
全国からの募金により建設され、設計は宮内省技師木子清敬及び帝国大学大学院生伊東忠太、施工は清水組による。
平安神宮の建築は、古代建築の知見と京都の建築技術を集積し、古代を指向した独特の建築空間を形成し、高い意匠的価値が認められる。また、京都の建築的伝統を支えた事業のひとつとして、歴史的にも重要である。