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旧高橋家住宅(埼玉県朝霞市根岸台)

たかはしけじゅうたく

概要

旧高橋家住宅(埼玉県朝霞市根岸台)

たかはしけじゅうたく

住居建築 / 江戸 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

江戸中期/1701-1800頃

桁行13.9m、梁間8.4m、寄棟造、茅葺、南面庇付、桟瓦葺、東面北寄り突出部、桁行2.5m、梁間4.6m、寄棟、茅葺

1棟

埼玉県朝霞市根岸台二丁目681番地

重文指定年月日:20011114
国宝指定年月日:

朝霞市

重要文化財

旧高橋家は,荒川流域の平地と接する武蔵野台地の北辺に所在し,古くから農業を営んできた。現存の主屋は,ほぼ南を正面にして建ち,寄棟造・茅葺である。
 平面は,建築当初は土間沿いが一室のザシキになる,いわゆる広間型三間取で,側廻りは格子窓や壁が多く閉鎖的なつくりであった。構造は四方下屋造であるが,床上部と土間部で異なる架構形式になる。西側は出桁造とする。
 建築年代は,18世紀前期頃と推定される。
 旧高橋家住宅は,関東地方における18世紀前期に遡る古民家として価値が高い。部材の残りが良く,建築当初の閉鎖的な側廻りの扱い,床・棚・押板などの古風な造作,架構形式など,要所に特徴がみられ貴重である。
 また宅地は,附属施設を残し,畑や屋敷林など環境も良好で,全体として武蔵野台地の農家の構成をよく伝えており,併せて保存する。

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