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銀胡人像

ぎんこじんぞう

概要

銀胡人像

ぎんこじんぞう

考古資料 / 殷(商) / 関東 / 東京都

東京都

1箇

東京都文京区目白台1-1-1

重文指定年月日:19700525
国宝指定年月日:
登録年月日:

国宝・重要文化財(美術品)

 鋳銀製。正面を向き両手を下げた小形の立像である。広い額、猫背の様子など、小像でありかつ表現が内端でありながらよく特徴をとらえている。胡人の像と解され、背面の鏤刻銘には未解の文字があるが、銀の重量に関するものと推定されている。
 〔銀杯〕
 一、鋳銀製
 現長径一二・二センチ
 現短径(除耳)九・三センチ
 現高三・九センチ
 いわゆる耳杯である。現在器の周縁内外と内底に鍍金がよく遺っている。外底面に文字が三字鏤刻されている。
 二、鋳銀製
 長径一一・〇二センチ 高三・二センチ
 匏【ほう】状の銀杯で、長軸に沿って一方に指のかかりを作り出し、他方は縁をわずかに内側に入れ込ませている。外底面に文字三字が鏤刻されている。
 三、鍛銀製
 長径一二・八センチ 高二・二センチ
 二と同様匏状の銀杯であるが、一方の指のかかりが柄状に大きく、他方の入り込みの両傍に游環が付されている。底面に三字 側面に十七字が鏤刻されている。
 これらは洛陽金村【らくようきんそん】のいわゆる「韓君墓」から出土したと伝えるもので、胡人像は小像ながら精彩がある。なおその刻銘と銀杯の刻銘とは共通の内容を示すものと推定され、共存したことが推察される。

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キーワード

飲物 / / あたためる / 大器

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