知里幸恵ノート
ちりゆきえのーと
概要
・この知里幸恵ノートは、アイヌ語を母語とする女性、知里幸恵(明治36年(1903)~大正11年(1922))が祖母や伯母から聞き覚えたアイヌ民族に伝わるユーカラ(英雄叙事詩)などの口承文芸作品を、ローマ字を用い自らの工夫で書き綴ったものです。
・このノートは、刊行本『アイヌ神謡集』と比較研究する上で、また、アイヌ語を母語とし日本語にも精通する知里幸恵資料として貴重であるばかりでなく、明治・大正期を生きた一人のアイヌ民族の女性が遺した歴史遺産として極めて重要です。