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鼠志野鶺鴒文鉢

ねずみしのせきれいもんはち

概要

鼠志野鶺鴒文鉢

ねずみしのせきれいもんはち

工芸品 / 安土・桃山 / 関東 / 東京都

東京都

桃山

素地はざんぐりした灰白色の陶胎で、腰に緩やかな段をつけてゆったりと広がり、うねりをつけた縁は不均等な四角形である。底は円形で三方に脚が付く。長石釉下に鉄分の多い赤土を化粧掛けし、一部を掻き落として文様をあらわす鼠志野独特の技法で、見込みの中央には白抜きの岩、岩上に線彫で鶺鴒を一羽配し、全体を渓流に見立てる。流れを線であらわし、岩上の笹は白抜きの線彫と白地に鉄絵付で表す。

高11.0 口径28.5 (㎝)

1口

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19770611
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

鼠志野は天正年間後期から文禄・慶長にかけて美濃の諸窯でいわゆる志野とともに焼造された代表的な陶芸であるが、この鉢は渓流に一羽の鶺鴒を図した鉢で、器形・文様・釉調ともに極めて完好で類品中の名作である。

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キーワード

志野 / / ねずみ /

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