羽村の民家(旧下田家)とその生活用具
はむらのみんか(きゅうしもだけ)とそのせいかつようぐ
概要
羽村は、武蔵野台地の西端、多摩川の河岸段丘上に位置する集落である。
民家は、下田家本家の母屋として、江戸期の弘化4年(1847)に創建されたもので、昭和54年に旧羽村町に寄贈された。桁行13.50m、梁間7.27mの入母屋造、茅葺で、典型的な広間型の平面形式をとっている。
生活用具は、民家とともに一括寄贈されたもので、衣食住の用具から生産関係用具、信仰・儀礼関係用具まで多岐にわたる。
この地方の農家の生活様式や生業形態をよくうかがうことができるものである。