宝要抄
ほうようしょう
概要
『宝要抄』は、平安時代後期の高野山僧である兼意(1072~?)の撰述になる本草学の書である。内容は、密教の修法に用いられる金・銀・珊瑚などの宝に関する事項を、本草書や仏典などから抄出図説している。各々の宝については、宝名、産地、採取方法、説話などを記し、白描図を付す場合もある。本書は鎌倉時代の古写本で、平安時代後半期における宋本草の受容を解明する上で重要な史料であり、文化史上貴重である。
ほうようしょう
『宝要抄』は、平安時代後期の高野山僧である兼意(1072~?)の撰述になる本草学の書である。内容は、密教の修法に用いられる金・銀・珊瑚などの宝に関する事項を、本草書や仏典などから抄出図説している。各々の宝については、宝名、産地、採取方法、説話などを記し、白描図を付す場合もある。本書は鎌倉時代の古写本で、平安時代後半期における宋本草の受容を解明する上で重要な史料であり、文化史上貴重である。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs