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女満別石刃鏃遺跡出土の遺物

めまんべつせきじんぞくいせきしゅつどのいぶつ

概要

女満別石刃鏃遺跡出土の遺物

めまんべつせきじんぞくいせきしゅつどのいぶつ

石器・石製品類 / 縄文 / 北海道

北海道

縄文時代早期

大空町教育委員会 大空町女満別町西3条4丁目2

大空町教育委員会 0152-74-2111

大空町教育委員会

北海道指定有形文化財

・この遺物は大空町女満別町豊里遺跡出土のもので、旧石器文化期のものと似た小型の石刃が主体をなしていますが、同時に石斧・石錘・石鏃などの新石器文化所産の遺物も伴う、極めて特色のある石刃鏃文化です。
・石刃を加工して石鏃を作っていることにより石刃鏃文化と称されています。年代的に縄文文化の早期に位置し、一緒に発見された土器は「女満別式」といわれています。
・この遺跡から出土した遺物の種類は、石刃・削器・彫器(グレーバー)・剥片石器・尖頭器(ポイント)・石斧・石錘・石核などと、装身具及び飾玉と少数の土器破片があります。
・石刃鏃文化の遺跡は北海道のほか、シベリア、沿海州に分布が認められていることから、この文化は、大陸に本源をもち、北海道がその前衛地をなしているものと考えることができます。この遺物は大陸との文化の関連について究明する重要な手がかりになっています。

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