鉢割
はちわり
概要
鉢割は、十手に似た形をした木製の柄鞘付きのもので、俗に兜割とも言われ、戦いの際に敵の兜鉢を叩き割るのに使用された。南北朝時代の武将・楠木正成(?−1336)が発案し製作させ、実戦に用いたのが初めてとされており、本作は銘により江戸時代後期の大阪月山貞吉の一門である草野吉明が、楠公の鉢割を模して製作したものである。特に外装の鞘に海老の図柄を高蒔絵で丹念に施してあり、現存数の少ない貴重な作品である。
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公益財団法人 東京富士美術館はちわり
鉢割は、十手に似た形をした木製の柄鞘付きのもので、俗に兜割とも言われ、戦いの際に敵の兜鉢を叩き割るのに使用された。南北朝時代の武将・楠木正成(?−1336)が発案し製作させ、実戦に用いたのが初めてとされており、本作は銘により江戸時代後期の大阪月山貞吉の一門である草野吉明が、楠公の鉢割を模して製作したものである。特に外装の鞘に海老の図柄を高蒔絵で丹念に施してあり、現存数の少ない貴重な作品である。
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