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東海道五拾三次之内 51 水口《名物干瓢》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 51 みなくち めいぶつかんぴょう

概要

東海道五拾三次之内 51 水口《名物干瓢》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 51 みなくち めいぶつかんぴょう

木版画

歌川広重  (1797-1858)

うたがわひろしげ

日本

天保4-5年(1833-34)

木版多色刷

22.6×34.4cm

1

水口の名物である干瓢作りが描かれている。干瓢は夕顔の身の果肉を細く長く剥いて、天日に干して作られた。画中左で筵の上に座った女が、まな板の上の果肉に一心に包丁を入れている。赤子を背負った娘が次の夕顔の実をもち、もう一人の娘が細く剥かれた実をまとめている。画中右奥では立てられた葭簀にその実が干されている。働く女たちのしぐさに愛嬌を感じる。街道を一人歩く旅人は、そんな仕事には関心がないようだ。

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