乳児を抱く鍋島胤子像
にゅうじをだくなべしまたねこぞう
概要
最後の佐賀藩主・鍋島直大の夫人胤子(1850~80)は、公家梅溪通善の娘で、初め駒(駒姫)、結婚後は胤子、諱は祚子という。元治元年(1864)12月24日、京都から佐賀城本丸に入り直大と挙式。明治3年(1870)6月23日、長女朗子を出産した。幼子を抱いて収まるこの写真はガラス湿板(アンブロタイプ)。明治3年撮影の直正の長女慈貞院(貢姫、健子)の肖像写真も、同じ座布団と桐紋散らしの屏風が背景にあることから、この写真も同年頃、佐賀で撮影されたのかと推測される。幕末・明治初期の写真がまだ一般的でない時期に、今風の母娘の記念写真は例の少ない貴重な資料といえる。撮影者は不詳ながら、安政6年(1859)、直正を撮影した川崎道民などが考えられる。
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