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孝行臼

こうこううす

概要

孝行臼

こうこううす

有形民俗文化財 / 江戸 / 近畿 / 大阪府

大阪府

江戸時代後半

和泉砂岩製

残存重量1.54㎏ 復元口径16.6cm 復元内径11.2cm 高さ9.8cm 底径11.2cm 刳りの深さ4.7cm

1件

大阪府阪南市尾崎町35番地の1

阪南市指定
指定年月日:20130118
尾崎海岸遺跡の盛土に含まれていた

阪南市教育委員会

有形民俗文化財

一般的に孝行臼と呼称される和泉砂岩製の搗き臼である。孝行臼の概念としては、和泉砂岩製の小型の搗き臼で、片手で扱える程度の同石の杵が付属し、内面が丁寧に作られていることが条件であると言えよう。現在のところ当市と周辺市町で確認できた小型の臼は、21点(杵は除く)であり、そのうち孝行臼と考えられるものは、10点である。
 『和泉名所圖會』には文章に加え、絵図にも描かれており、他の江戸時代の刊行物に記載がみられることから、その存在は確固たるものであり、江戸時代後半には、江戸や大坂でかなりの流通が見られたと思われる。しかし、当時は一般的であった孝行臼は、現在、ほとんど残されていない状態であり、これまで個別にとり上げられることなく、その認知度も低いのが現状である。

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キーワード

和泉 / / 孝行 / 阪南

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