肥前島原松平文庫
ひぜんしまばらまつだいらぶんこ
概要
肥前島原松平文庫は松平島原藩に由来する古書籍や地図・絵図類であり、史料の来歴は松平島原藩初代の忠房(ただふさ)に収集にかかるものまで遡及できる。古書籍類は、寛政5年(1793年)に藩校「稽古館(けいこかん)」が設立されると、藩校の教科書として活用されたと言われている。廃藩置県後は、「松平文庫」と銘打たれ、城西の一隅の松平家管理事務所に保管されていた。戦後、松平家から島原市へ寄贈の申し出があり、昭和39年に島原城天守閣復元を記念して、松平家から島原市に正式に寄贈された。現在は、島原図書館の2階に収蔵庫を設置し管理している。